肉体的、頭脳的な労働を伴わずにお金を稼ぐことができる。そんなうまい話なんて、資産家の家系でも無い限りは宝くじに当選する以外に思い当たりません。美味しい稼ぎ方だと私は思います。

 

そして忘れてはならないのが、治験に参加することは、大きな社会貢献になるのです。治験者がいなければ、新薬を開発したとしても世に出すことはできません。

 

身を呈して(お金を貰えるのでこの表現は正しいのかは不明)、新薬の開発に『社会貢献』する。治験者は本来、もっと称賛されるべきではないかと私は思います。

 

以上、治験の代表的な二つのメリットをお伝え致しました。続きまして、決して無視できない三つのデメリットを見ていきましょう。

 

【デメリット】

 

・誰でも治験に参加できるとは限らない。

 

・ある程度の期間、行動が制限される。

 

・リスクを伴う。

 

 



まず、誰でも治験に参加できるというわけではありません。この点は前述した通り一定の条件が定められていますので、事前に確認しておきましょう。

 

また治験によっては、ある程度の期間行動が制限されます。入院してベッドで数日間生活…ということもあるのです。ですから『狭い空間でじっとしているなんで無理』という方には不向きかもしれません。

 

そして、リスクもゼロとは言い切れません。副作用が出る可能性も有り得ます。そのリスクを考慮し、治験者は報酬を得ることができるのです。

 

以上、治験におけるメリット・デメリットについて解説しました。次の項からは、実際に治験に参加された方々の『体験談』をご紹介致します。具体的な報酬や条件等についても解説していますので、参考にしていただけれと思います。

 

6ヶ月で30万円

 

私の体験した治験は精神科の薬でした。躁鬱病を患い様々な薬を試していた私に主治医がこんなのがあるけどどう?と差し出したのがジプレキサと言う統合失調症用の薬の治験でした。

 

効かない薬ばかりに絶望していた私は、半場投げやりに治験に参加することを決意。もちろん報酬もかなりの額であったから・・・と言うのも強い要因ではありました。

 

しかし、地獄はここから始まってしまうのです。まず現在体内に有る薬を抜かなくてはならないため、1ヶ月〜2ヶ月の断薬が宣言されました。この期間は本当に辛かったです。

 

いきなり薬か無くなったせいか体調はおかしくなり、食欲も落ち体重は20キロ落ちました。動くこともままならずにゼリー飲料しか飲めず、ひたすら横になっていました。

 

そしていよいよ治験が始まると、今度は逆方向のベクトルで地獄でした。ジプレキサには食欲増進の効果があります。ガリガリだった身体はあっというまに30キロ増えていました。

 

しかも体調は一向によくならず、ただただ太るばかりてす。服薬は朝夕1錠ずつから3錠ずつに3ヶ月かけて増やしていきました。感想を言ってしまうと、効果はなかった気がします。

 

医師の説明ですと『ダミーの薬もあるのでなんとも言えない』との話ではありました。メリットとリスクを考えると、精神科の治験は危険であると思いました。まあその分稼げたのですが・・・。

 

約9ヶ月で20万円

 

昔から片頭痛がよく起こったので、片頭痛の新しい治療法の治験を受けたことがあります。まず、どの程度の片頭痛がどの程度の頻度で起こるかを頭痛日誌(電卓ぐらいの大きさの機械)に毎日記録し、治験を受けるのにふさわしいかを試す期間が最初に数か月ありました。

 

片頭痛の起こる頻度が少なすぎても多すぎても不適格らしいです。毎日どの程度の強さの頭痛が起こったか起こらないか、薬(ロキソニン)を飲んだかどうかなどの質問に回答していました。

 

その結果、治験を受けるのに適格となったので、毎月一回通院し片頭痛の予防のための治験薬を腕に注射、頭痛の程度や頻度がどのように変化するかという治験を受けました。

 

飲んで服用する薬ではなく、私のケースは月に一回注射をするタイプの服用の仕方でした。月に一回の通院では注射以外に毎回尿検査を受け、毎回ではないですが血液検査や心電図などの測定を受けました。

 

治験を受ける前は、毎月数回は片頭痛が起こりロキソニンを何回か飲んでいたのですが、治験を受けるようになってからは頭痛の程度が軽くなり、回数が減ったような気がしました。

 

途中で投与量を変えた治験を引き続き受けることになり、一年以上通いました。月に一回の注射で片頭痛が楽になるなら、この治療方法が広まって欲しいと思いました。

 

2泊3日を2回、11?18万円

 

私が体験した治験は、病院で使われてる薬の契約期限が切れて再申請をするのに、同等のジェネリック薬と血液検査の比較して問題がないかの治験になります。

 

最初の検査は血液検査、体重測定、心電図の基本的な審査です。参加者は多いですが大体近隣の県の近場の人が応募してくることが多いようです。検査の結果がよほど良い人ではないと最初の1回目は受からないような気がします。

 

2回目3回目で血液の検査が普通以上の人だと、治験参加しやすくなると思います。それはちゃんと参加してくれるかどうかとの確認の意味も含めて一回目は落とすことが多いんだと思います。

 

これは自分の体験談からそう感じたことではありますが・・・。1回目はまず受からない、1回目で受かった人をあまり見ないです。

 

治験参加からは病院の入院と同じくベッドで過ごすことが多く、検査以外は比較的自由なことができます。皆さんパソコンを触ったりスマホを触ったり、後は寝ている人が多いです。